2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の中心には、彼女。

好きだと自覚したのは随分と前。 それからずっと、一歩前を歩く 彼女の隣を歩きたかった。 『世界の中心には、彼女。』 俺は今日も、 彼女の言葉に一喜一憂している。 - あらすじ これは子どもの憧れなんかじゃないーーー。中3男子と高1女子。幼馴染?腐れ…

ラブミー・ベイビー

結婚なんてしない。 キャリアを重ねて、役職に就いて、 私がお母さんを楽にさせてあげる。 「あら、母さんはそれよりも孫が楽しみよ」 MAGO 最愛の母からの言葉に、 年齢=彼氏なしのOLが婚活、いや母の孫活に励む。 「私と子どもつくって!!」 「いや…きみ…

ss:みっつのありがとう

ありがとう。 ありがとう。 ありがとう。 いちばんめは1年間ありがとう。 にばんめはあの日メールの返事をくれてありがとう。 さんばんめは、 「えっ送れなかった?」 「うん…」 素っ頓狂な声を上げる親友に目じりを下げる。 何しろわたしにいつもチャンス…

+2

最初はお兄ちゃんの友達。 それだけだった。 「千鶴、かわいくなったね」 けど日に日に彼のことが気になって。 「樹くんに可愛いって思ってもらいたいから!」 2歳差なんて、努力で埋めてやる!! 『+2』 - あらすじ 千鶴は兄の中学からの親友である樹に…

僕等の関係

ずっと好きだった。 いえなかったのは関係を壊したくなかったから。 ……そんなのは言い訳で、 本当は怖かったの。 『僕等の関係』 - あらすじ 莉奈は幼なじみの千尋に長年片想い。 幼なじみの関係を壊したくない、でも彼女になりたい。そんな迷いが生じている…

罰ゲームの嘘告白

これは宣戦布告と受け取ろう。 私の大好きなあなたへ、 最大の復讐。 『罰ゲームの嘘告白』 - あらすじ 真帆のクラスでは男子による“罰ゲームで嘘告白をする"という悪質なゲームが流行っていた。 学級委員長として真帆はリーダー格の木戸に対し、ある策を講…

ss:届け、届け。

小さな画面と睨めっこ。 こんなんでいいのかな。 ああ、もう分かんない。 何が正しい? 何が誤り? 「分かんないってば」 ずっと右手に握ってた携帯をベッドに放って、わたしも携帯の後を追うようにベッドに崩れる。 どんな文章だとメールが返ってくる? ど…

ss:いっぽんのいと

だ い き ら い あのソプラノが耳に響く。 この空間に彼女はそれだけ置いていなくなった。 最低なことをしたのだ、と自覚したのは彼女がこの場を去った後だった。 自分には彼女がそうなる行為をした覚えがない。 、なんて言えばまた彼女の逆鱗に触れたのだろ…

ss:midnight yell

あ。 ………まーた寝てるし。 教科書枕にしちゃって。 おいおい12時まで頑張るって決めたんじゃなかったの? おーきーろー! ……まったく。 新生活に疲れてんのは分かるけどさーあー? やんなきゃ困るのあなただよ! 明日当てられるんでしょ! 「………はっ!げ、寝…

ss:認めたくはなかった

「あ!おはよ、昨日ありがとな」 「ぜーんぜん。他にも私にできることがあったら言ってよ」 朝、下駄箱まで行くとちょうど靴を履き替えていた彼が声をかけてきた。 出席番号が近くて仲良くなった男友達。 そう、オトコトモダチ。 「今度ジュースでも奢る!そ…

そして彼女は笑うのだ

彼女の笑顔が好きだった。 彼女の力になりたかった。 彼女に笑ってほしかった。 『そして彼女は笑うのだ』 高校2年生、 順風満帆な俺と不登校の彼女。 - あらすじ 高校2年生の空はクラスや教師、所属するバスケ部内でも評判のいい生徒。1年時、同じクラスだ…

おとなごっこ

おとなになりたかった。 18歳になったばかりの夏、自分には足りないものばかりだった。 仕事、金、将来への安定性。 現実的なものばかりが足りなかった。 25歳になった。 仕事も金も、将来への安定性も、今は持ち合わせた。 今、あの頃に劣るのは、行動力と…

彼は恋愛対象外?

この日のことは覚えている。 今まで忘れたことはない。 私と彼の関係の、分岐点。 『彼は恋愛対象外?』 さて、男女の友情とやらは成立するのだろうか? - あらすじ 「さて、男女の友情とやらは成立するのだろうか?」 中学の同級生。男友達。分岐点は中学2…

初夏です。 昼は暑い。朝夜は涼しい。 でもいちばん過ごしやすい。 私は四季の中で春が好きなんですが、 このご時世、楽しむ隙もなく夏が始まっています。 青野みのりと申します。 物語を創ることは学生時代から好きでした。 何度かやめてしまったこともあっ…